バナジウムとは何か
発見
1830年にスウェーデンの科学者セフストロームにより、鉱石の中から発見されました。
その化合物が赤色の美しい色彩を示すことからスカンジナビア神話の中の女神バナジスにちなんで、これを「バナジウム」と名付けました。
純粋なバナジウムが得られるようになったのは20世紀の中ごろで、この間約100年間の研究歳月を費やした特殊な歴史をもつ元素でした。
バナジウムは、原子記号23、原子量50.94の元素で、地中や海水中に含まれています。カルシウムやマグネシウムなどと同じミネラル成分です。
現在は蛍光灯やテレビのブラウン管などの色素素材のほか、航空機、磁気テープなどハイテク素材として利用されています。
必須元素としての認定
バナジウムは1971年、ラットやヒヨコに対して正常な発育と生命活動(生殖機能、骨、脂質代謝など)を支えるため必要不可欠な必須微量元素としてホプキンスらに証明されました。
さらに研究者の間で大きな注目が集まるようになり、健康をサポートする成分として研究が行われ、現在でも様々な研究が行われています。
バナジウムの補給
バナジウム量の多いのはわかめ(乾量:610μg/100g)、こんぶ(乾量:580μg/100g)など海藻類が多く、抹茶も高濃度を有します。
1日当たりの総バナジウム(145μg)は主として牛乳や野菜類から50%以上摂取され、これについで豆類、魚介類、穀類、卵、から補給されています。飲料水からは10μgのバナジウムが得られると言われています。
また、富士山の地中を流れる伏流水にも「バナジウム」が含まれていることが判明し、話題となりました。